目標設定より大事な事
どの自己啓発系の本でも書いている目標設定ですが、
自分自身が置かれている立場、環境、性格という
本質を理解しておかないと、
どれだけ素晴らしい目標設定をしても、
「非現実」「理想論」になってしまいます。
例えば、
20代後半なのに月収15万のブラック企業で働くアルバイトで、
家に帰ってゲームばかりしている人が、
月収100万目指す!と意気込んでも現実的ではないですよね。
なので、現状のままいくとどんな未来が待っているのか、
「不幸設定」をすることによって少なくとも現状把握にはなります。
夢・目標って所詮夢物語で、
宝くじに当たったらいいな的な感覚で終わってしまう事が多いです。
特にサラリーマンなど、本業の収入で生活できている人はその傾向が高いです。
最低限生きていけばそれでいいですからね。
それよりも、いまの現状のままだとこの先どうなるか?
を焦点にあてたほうがいいです。
人は良いことよりも悪いことの方が圧倒的に記憶に残りやすいことが研究でもわかっています。
世の成功者も欲望よりコンプレックスでのし上がった人が多い
成功者の書籍や周りにいる成功者の人も、欲望よりもコンプレックスや不幸な出来事きっかけで
のし上がっていく人が多いように思えます。
・いじめられていた ・母子家庭だった ・昔荒れていた ・見返したい奴がいる ・借金があった ・差別されていた
みたいな感じでコンプレックスを糧に反骨精神で成功していく感じですね。
特にコンプレックスもなく、現状で普通に生活できている人は、
無理やりでも“不幸”を見つけた方がいいかもしれません。
このままだとずっと満員電車に揺られなければならないのか このままだと年金もらえなくて老後が大変ではないのか このままだとせまい家のままではないか このままだとずっと節約していかなければならないのではないか
こんな感じで現状のまま行くと待っている不幸というのをリスト化するのも手です。
親孝行を目標にしている人は不幸設定も一緒にできる
親孝行したいと目標設定している人には是非聞いてほしい話があります。
親孝行する上で忘れてはいけないのが、
親は先に死ぬという物ですが、
実は親孝行する上でもっと焦らなければならない話があります。
現在、日本人の平均寿命は
男性が81.09歳 女性が87.26歳 ※2017年のデータ
です。
まず最低限、以下の式で親孝行できる制限時間を出します。
平均寿命-親の現在の年齢=あと何年親孝行ができるか
もし父親の年齢が70歳だと、あと11年です。
ですが、より焦らなければならない指標として、
健康寿命
という物があります。
健康寿命とは? 日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、 自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと
日本の平均健康寿命は
男性72.14歳 女性74.79歳 ※2016年のデータ
です。
平均寿命に比べて
男性が9年、女性は13年も差がありますよね。
親がいる限り親孝行はできますが、
旅行に連れていきたい、おいしいものを食べに連れていきたい、
という素晴らしい目標はもしかしたら実現できないかもしれません。
だからこそ現状把握した上でいかに早く行動を起こすかが大事になってきます。
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